ーわたしについて

東京在住の写真刺繍アーティスト。
高校生の時に憧れの先輩がカメラを持っていたことがきっかけで自身もカメラ買い、そこから人生の記録として写真を撮る生活が始まる。

現在は社会人として働く傍ら、服を作ったり、刺繍アクセサリーを作ったりと紆余曲折した後、自身で撮影した写真にスモッキング刺繍を施したオーガンジーを重ねた作品を制作している。


ー作品について

作品全体に共通するコンセプトは「光と影」

普段のストリートフォトグラフィでは、
自然に生み出される陽の光に吸い寄せられた先に見える
木漏れ日、硝子の反射、カーテンの裾、窓枠に型取られた日差し
それらが日常の一部に垣間見えるシーンを写しています。

写真刺繍作品は
自身の写真作品にさらに布の層を重ねることで
光と影のようなコントラストが加わり
写真の可視部分をあえて削って曖昧にしています。

高画質な写真が手軽に誰でも撮影できる時代に抗う形で
布のレイヤーでアナログに画質を抑え、
奥に見える写真をどのように捉えるか。
手に取る方ひとり一人の解釈を愉しんでいただけたらと思います。